Windowsを安定させる方法
完全版
余計なことはしない 〜その1〜

●むやみにファイルやフォルダを移動、削除しない   ●体験版のソフトをむやみにインストールしない
  ◎重要度 ★★★  ◎難易度 ★     ◎重要度 ★★  ◎難易度 ★
 自分でつくったファイルやフォルダなら別だが、Windowsやアプリケーションがつくるファイルやフォルダはよほど、自信がないかぎりいじらないほうが無難だ。

 ●テンポラリファイルを削除するのように、よく知られたケースなら別だが。

 あ、もちろんファイル名やフォルダ名も変更してはいけない。

   よく、雑誌の付録CDにソフトの体験版が収録されていることがある。

 なかなか、便利な世の中になったもんだが、その体験版というのがくせもので、「やっぱりいらないや。」と思って「アプリケーションの追加と削除」で、消してもきれいに消えないことがある。

 それが積もり積もって、Windowsが不安定になることがある。

 そうなったら最後、もとの状態に戻すにはWindowsの再インストールしかない。その作業はすっごく大変だ。

 もちろん、すべての体験版がそうだとはいえないが、そのような体験版もあるのも事実。

 体験版を試すときは、本当に製品版を買う気があるときか、Windowsの再インストールの覚悟があるときだけにしておいた方がいいと思う。
 

●オーバークロックしない   ●ディスク圧縮(ドライブスペース)を使わない
  ◎重要度 ★★  ◎難易度 ★     ◎重要度 ★★  ◎難易度 ★
 まさかとは思うが一応。

 オーバークロックとはCPUを規定値より速く動かすことをいう。Celeronで大ブレークした。

 たとえば300MHzCeleronをむりやり450MHzで動かすのだ。

 もともと300MHzで動くように作られているのを450MHzで動かすのだから、CPUはもちろん、コンピュータ全体に負担がかかる。

 オーバークロックはコンピュータが壊れてもいいという人だけの禁断の遊びなのだ。

 オーバークロックのやり方は雑誌などでよく紹介されているので、簡単に試すことができるが、リスクは大きいので、あまりお勧めしない。

 もちろん、オーバークロックしてWindowsが不安定になるようなら、すぐに元の速度に戻すのが吉。

 ていうか、初心者は試さないほうが幸せになれるでしょう。
 

   ハードディスクの空き領域がわずかになってくると、ついつい頼りたくなるのがディスク圧縮だ。

 お金をかけずにハードディスクの空き領域を広げる、まさに夢のような機能。

 しかし、このディスク圧縮のおかげでWindowsが不安定になり、さらにはハードディスクがおかしくなった経験がある。

 私の場合はたまたまだったのかもしれないが、私はそれ以降、ディスク圧縮は使うまいと心に決めている。

 さらにいうと、ディスク圧縮したハードディスクがおかしくなった場合、大事なファイルの救出作業は困難を極める。

 なので素直に、Windows98/MeならFAT32を、Windows2000ならNTFSを使い、ハードディスクの容量が少なくなったら、新しいハードディスクを買い、Windowsを再インストールするようにしている。

●余計なプログラムを常駐させない    
  ◎重要度 ★★  ◎難易度 ★    
 [スタート]をクリックして、[プログラム]をポイント、[スタートアップ]をポイント。

 ここで表示されたものはWindows起動時に自動的に実行されるプログラムだ。そのまま常駐してしまうことが多い。

 自動的に実行しなくてもいいプログラムはスタートアップからはずしてしまおう。

 [スタート]をクリックし、[設定]をポイント、[タスクバーと[スタート]メニュー]をクリックする。

 [タスクバーのプロパティ]のウィンドウが表示されるので、[[スタート]メニューの設定]のタブをクリックし、[詳細]ボタンをクリック。

 [エクスプローラ − スタートメニュー]のウィンドウが表示されるので、右側のウィンドウの[プログラム]をダブルクリック。さらに[スタートアップ]をダブルクリック。

 スタートアップの内容が表示されるので、あとは削除したいファイルをポイントして右クリック、[削除]をクリックする。

 なお、削除すると[ごみ箱]に移動されるが、すぐにごみ箱を空にせず、Windowsを再起動して、変な動作をしないか確認してから、ごみ箱を空にすると吉。

 また削除せずに、別のフォルダに移動してしまう手もある。

 







●余計なプログラムを常駐させない
スタートアップはシンプルに!
 

●ベータ版はインストールしない    
  ◎重要度 ★★★  ◎難易度 ★    
 ベータ版とは試作版のことで、テスト途中のプログラムである。

 00年5月2日現在、インターネットエクスプローラ5.5やメディアプレーヤーのベータ版がインターネット上にアップしているが、もしインストールするなら、Windowsの再インストールの覚悟が必要だ。
(現在は正式版が発表されている)

 なにせ試作版なので、[アプリケーションの追加と削除]で削除してもきれいに消えず、Windowsが不安定になるからだ。

 さまざまなトラブルに巻き込まれたくないなら、正式版が発表されてからインストールするのが吉。

   

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